「うわぁ・・・本当にオニュ、歌の練習
頑張ったんだなあ・・・」
素人のクセに何を偉そうに・・・
と思うんですが、最後のHighlight Clipを
見て歌を聴いた瞬間、しみじみと
そう思いました。
パパラッチの視線に気づいて
そちらを見据えるかのような。
「外部からの視線を感じるオニュ」
みたいな映像が、パッパッと
サブリミナル効果のように
挿入されてるのが印象的。
口元のマグネットピアス(恐らく)が
印象的。このマグピがあることで
オニュの骨格の綺麗さが強調される
気がして今日もまたうっとり・・・。
見られていないのにまるで全部
見られているかのような気持ちに
なって、気づかれないような、
見透かされないような世界を
心の中で彷徨い求めているかの
ような。逆に、人からの目線を
逆手にとって利用するのか。
目に映る世界の何がほんとうって
ことなのか?それでも愛を信じたい。
「外からの視線」っていうのは
ここ数年のSHINeeの作品でも
よく描かれている気がする。
あ、「Love Phobia」という曲が
そういうことをテーマにしている
曲かはわからないし、Highlight Clipは
MVとは違ってアルバム全体の
世界観の一部を切り取っているだけ
だと思うからあくまで個人的な
印象で書いてるんだけど。。
でも『VOICE』の「Blue」の時は
視線を感じて振り返ったら、
目隠しをした老若男女(顔の見えない
輩たち)がオニュのことを見下ろし
じっと見ていて、それにオニュが
ただただ恐怖に慄いている・・・
って感じで、あの暗い部屋にまた
1人戻っていく、苦しい世界に
思えたけど、今回はなんか、
外からの視線を受けとめてむしろ
見据えてるかのような感じで
今までの<恐怖>とはまた違う
感じがする。「Love Phobia」は
そのまま受け取れば、愛恐怖症って
意味だと思うけど、作品としては
どんな意味合いがこめられてる
ものなのかな。
それにしても・・・
やはり改めて感じさせられた、オニュの
歌への情熱と挑戦。
この1年と少しでOSTやパラドンパダで
オニュの歌を聴く度に思っていたけど
本当に<歌>の表情が豊かになったなあ
って。今回のアルバム曲、かなり
SMサウンド色が強いと思っていて、でも
正直オニュの魅力っていわゆる
王道のSMサウンドの世界ではあまり
活きないと勝手ながら思っていたんです。
SMってR&Bスタイルの曲が多いと
思うんですよね。でもR&B系って
ニュアンスの魅力、的な所が多分にあると
思っていて、正確なピッチで鍵盤楽器の
ように真っすぐ届いて響いてくるような
声と歌い方が魅力のオニュにはあまり
合わないなあって思ってたんです。
このまま勝手な所感を綴らせてもらうと
SHINeeはジョンヒョンとオニュという
全くタイプの違うボーカリストが2人
いることによってそれぞれの魅力がより
活きて、SHINeeならではのサウンドを
創り上げてきたというのは共感して
もらえる所が多いと思うのです。
私的にジョンくんはニュアンスの王様だと
思っていて、歌に表情を持たせることが
ほんと天才的にうまいなあと。
対してオニュは持って生まれたその声
自体があまりにもギフトすぎる。
しかも、その素晴らしい声をそのまま
真っすぐ響かせることができるっていう。
これでジョンくんもオニュも、
ニュアンスの王様的ボーカリスト
だったら魅力が相殺されてしまって
いた気もするんです。グループで活動
しているとそれぞれの音楽的な役割も
あると思うから、それに徹する的な所も
長らくあったはずで、オニュは恐らく
自分の歌の表情を増やす機会にあまり
恵まれなかったんじゃないかと思ってて。
(いいとか悪いとかじゃなく。)
オニュペンが大体絶賛してる
レイニーブルー、私ももちろんオニュの
レイニーブルーは大好きなんだけど
どうもこうイマイチ物足りないって
ずっと思っていたんですよね正直。
本家のあのあまりに癖の強い歌い方や
ハスキーな声が好みでない方は、
オニュの真っすぐに響く声と歌に余計に
魅了されると思うんだけど、なんか
私的には「はぁ・・・いい声だ・・・
本当にうまいなあ・・・以上。」
みたいな感じで、もちろんそれの何が
悪い?と言われたら何も悪くないし
それだけでも十分素晴らしいのだけど
こう、、、ちょっと機械的だなあと
思ってしまうことがたまにあって。
多分オニュってクラシック一辺倒な
人にも受け入れられやすいと思う。
ほんと、音程がずれないし、リズムも
安定しているって意味で歌が超絶
うまいから。(だからミュージカル
とかめっちゃいいのよねー!)
それが除隊後の1年半ちょっとで、
裏声とかウィスパーの使い方を
めちゃくちゃ鍛錬したんだろうなあ
(というか今までも使えたけど
あまりそういう方面を担って
こなかった、というか)と思う
場面が多々あって。「いい声」と
いう最大の武器であり宝物があって
その声の魅力だけに頼らない、
歌自体の表情を豊かにする努力を
沢山したんだろうなあと。ここまで
素の声が強くて魅力的だと、
どうしてもいい<歌>を歌っても
先にいい<声>がきちゃって、
その先にあるものが伝わりにくいと
思うのです。今までもオニュは
いい<歌>を沢山届けてくれて
いたんだけど、声の個性に加えて
これからどんどん歌にも表情が入って
歌手としての個性も多彩になって
いくんだろうなあ・・・。
今まではオニュのいい声に触れたくて
楽曲を聴いていた感じだったけど
今回はそれに加えて、オニュの歌が
醸し出す余韻とか余白に魅きこまれて
それを感じたくて何度も聴き直す、
そんな感じがあるんです。だから
今まで以上にオニュの<歌>に溺れて
いくような感覚があって。。
ああ、本当に幸せだなあ・・・と
真夜中に何度もかみしめてました。
アルバムが発売になって全曲フルで
聴くことができるようになったら
またオニュの<歌>について
1オタクのごたくを沢山並べさせて
もらおうと思いますm(__)m
あ・・・めちゃめちゃ話脱線するけど
オニュがパラドンパダでどうして
あんなに色んなタイプの歌手の方達と
調和して自分の歌はもちろん、相手の
歌手の歌も際立たせることができるん
だろう?って思ってたんだけど
オニュってサルサピアノみたいなんだ。
サルサっていうラテンダンスが
あるんですけど、ライブだと生演奏で
踊ることが多くて、その時大体
ピアニストがいるんですよ。
サルサピアノって、抑揚をつけて
音色自体に個性を持たせるというより
ダンスの後ろで鳴らす音なので
決められたリズムの型というのは絶対
あってピッチの正確さが大切では
あるんだけど、その型の中でいかに
豊かなコード進行でアドリブを
きかせられるかだと思っていて。
ダンスに華を添えつつも場を高揚
させることができるピアノのスキルも
重要で。
オニュはお相手の歌手の型を把握して
うまく合わせながら引き立てつつも
自分の声の魅力に場を引き込むことも
できる。歌手だけどある意味で楽器にも
なれるから、だからあんなにも
デュエットが魅力的になるんだなあ
と、、、これはもう完全主観でしか
ないけれど、そう感じました。
はぁ・・・ほんと、どれだけ沼なんだ。。
明日は『DICE』のプロモーションは
お休み。偉大なるSHINeeの
メインボーカリスト、ジョンくんの
お誕生日前日にオニュの歌に想いを馳せ、
そして改めて、ジョンくんの、
歌い手としての素晴らしさに
想いを馳せる。オニュに、SHINeeに、
出逢えた喜びを今日も噛みしめながら
ジョンくんの歌に会いにいこうと
思います。