向かい風の向こう側

忘れないように 誰かの心にずっと住めるように 一生懸命あがいてやろうと思います

SHINeeは、心の中ではいつだって5人なんだ。

オープニング。3人がステージに立った瞬間に、どばーっと涙が溢れた。

やっと「SHINeeのライブ」に参加できたという感慨深さなのか、大好きな人がそこに立っていないという現実を目の当たりにして喪失感を自覚したからなのか。たぶん初めはどっちもだったと思う。

 

曲が進むにつれて、去年は確かにステージに立っていたオニュの姿を思い出しながら、そこにいないという現実が辛くて、それでも3人は素晴らしくかっこよくて、わけがわからない感情のまま涙が止まらなかった。

 

 

 

 

今回のツアー、最初で最後の参加となるさいたまスーパーアリーナ2日目の公演に参加してきました。(安定の写真無しwww)4日たった今振り返ると、楽しかったなあ・・・という満ち足りた気持ちでいっぱいなのがわかります。全ての感情をひっくるめてもやっぱりものすごく楽しくて幸せでした。圧倒されたし感嘆もしたし感動もしたし癒されたし爆笑もした。

 

 

何度もDVDで見てきた生のSHINeeは、5人の時ほどの怒涛の勢いやエナジーはなかったけど、とにかく圧巻のステージだった。MCはALL日本語。大筋の流れ的な台本はあると思うけど、他グループと違って細かくセリフが決まってるわけじゃないから、基本的にその時のリアルな言葉を日本語で届けてくれる。このことの凄さはやっぱり生で見て改めて実感させられたなあ。一生懸命、日本語のセリフを覚えて話してくれるのもそりゃありがたいんだけど、傲慢を承知で言うとそういうMCでパフォーマンスの余韻が醒めてしまうことがどうしても多かったから。で、何がすごいってSHINeeはほんとMCが面白くて、本人たちもすごくふざけたりするし爆笑させられっぱなしなんだけど、パフォーマンスになると急に空気が変わるんですよねー!これにまた圧倒させられるんですよ。緩急があまりに自然で。あの空気感を両立させられるのは流石としか言いようがないし感服させられました。

 

 

 

 

私、リアルなテミンを見るのが初めてだったんですよね。なので、オープニングで天井付近から登場したテミンを見た時、それだけで鳥肌ものでした。テミンはテミンだった。(当たり前w)あの踊り方もターンの仕方も、華奢だけど圧倒的なオーラを放つ様はまさしくテミンでした。でも、SHINeeの凄い所は、三者三様の確固たるオーラをしっかり持ってるところ。今回、真横からだったけどステージが近くて、全体の演出とか3人のパフォーマンスとかもめちゃくちゃよく見えたんだけど、本当に覇王のオーラだった。あれはベテランドルだからっていう単純な年数で測れる経験値だけじゃなくて、異国の地・日本でアリーナクラスの会場をひたすら回ってパフォーマンスの経験を積んできたグループでないとあの風格は絶対に出せないと思う。良し悪しや好みはおいといて。ああいうパフォーマンスを見せてもらっちゃうとやっぱりね、SHINeeしか勝たん!って気持ちになるんですよね。

 

 

断片的な記憶になってしまうけど、印象的だったのがまずは「Like It」。この曲、オニュにすごく似合う曲だと思ってて、なんか私の中でSHINeeっぽい曲なんですよね。あのステップの足さばきとか、リズムとか、音の感じとか。「Atlantis」の清涼感に通じるというか。ミノが笑顔で楽しそうに歌い踊ってたのがすごい印象的だったな。

 

で、「Heart Attack」とか「CODE」みたいに『Don't Call Me』の収録曲は、頭の中でずっとオニュの声が鳴ってたなあ。ビヨラでのオニュのパフォーマンスとか歌声が脳裏に思い浮かんできて、なんかやっぱりちぐはぐな気持ちになったり。いないはずの姿や声が見えたり聞こえたりする感覚になったり、でもああそうだいないんだったってなったり、なんか不思議な体験だった。ちなみに「Don’t Call Me」が日本語Verでくると思わなくて、おぅってなったよ。どうしてもラストの(本来は)オニュパートの「お前は誰だ」にもってかれるんだけど、途中ミノの「君は正気じゃない」を聞いて、あ、そうだこの曲このキリングパート(ある意味でねw)もあったんだったって正気にさせられたよw

 

以前、私はSHINeeの日本で発売されるアルバムの楽曲があまり好きではない、と何度か正直に書かせてもらったことがあるんですが、、、今回、ライブで「Downtown Baby」と「Diamond Sky」をパフォーマンスとして見て、本当にその自分の感性を反省しました。。といっても多分私はこれからも、音源として日本で発売される楽曲はやっぱりあまり好きじゃない~って思ってしまうことがきっと多いと思う。だけど、ライブでパフォーマンスするSHINeeは本当にかっこよかったし、何よりやっぱり、あまりに都合が良すぎるけど、日本語でオリジナルの楽曲を歌ってくれるという事実へのありがたさと、ああ日本でライブをやってくれてるんだっていうリアリティを1番感じさせられたのが、この2曲だったんですよね。私は兵役前、ジョンくんがいた頃の5人完全体のSHINeeのパフォーマンスは残念ながら映像でしか見たことがないけど、映像を見ながら感じた感情を今追体験させてもらった感覚だったんです。本当に不思議なんだけど、ジョンくんがそこにいたような感覚になったんですよ。自分の記憶や思いがその<場>やその場にいる人達の<想い>と共鳴することでそういう感覚になれるんだってことを目の当たりにさせられて、鳥肌がたったし、気がついたら涙が溢れてました。

 

本編ラスト3曲、「Selene 6.23」はパラドンパダのソヌジョンアさんとオニュの歌を思い出したし、「An Ode To You」は喉の手術から復帰後最初のソウルコンでのオニュを思い出し、「An Encore」は2021年のビヨラでのオニュのことを思い出してました。結局自分の記憶や想いの中に宿っているオニュを、勝手に召喚させながらずーっとライブを見ていたんだろうなあと思います。それは3人のパフォーマンスを見ていなかったとか見られなかったとか目に入らなかったとかではなくて、なんというかそういうライブをあの3人がやってくれたんだと思うし、勝手ながら3人の中にも当たり前にオニュとジョンくんが宿ってるんだって感じたし、だからこそ自然と躊躇せずに、自分なりにオニュに想いを馳せながらライブを楽しめたんだと思う。

 

 

 

 

最後の方のMCでキーくんが

「また、昔のように日本でツアーをやったり昔ぐらい沢山ライブができるようになれたらいいと思ってるし、僕らもそうできるように頑張ります。」(かなりニュアンスですが)

って言ってくれた言葉が、猛烈に嬉しかった。2021年頃、色んなことがあって「もう本国でだけ活動してくれればいいよ、こっちが渡韓して見に行くから。」って思っていたし、今でも別にそうなったとしてもいいって思う気持ちはあるけど、こんなにも嬉しいもんなんだなあと。そして、なんてチョロいんだ私はw とも思ったし、でもSHINeeが大好きなんだよなあとも改めて思いました。

 

 

 

 

この後、大阪・名古屋、そして少し間があいて代々木があってからの来年2月24日・25日は久々に東京ドームでのライブ!!トリが代々木ならば、ドームはこのツアーの大トリ的な位置づけだと思っているので、今回のツアーに不参加のオニュの姿をドームで見ることは恐らく難しいんだろうなあと個人的には思っています。それは当然、残念ではあるしとても淋しいけれど、なんか、SHINeeは心の中ではいつでも5人なんだとたまアリのライブに参加してすごく感じさせられたから・・・とにかく心ゆくまでゆっくり休んで、イジンギとしての時間を目いっぱい堪能して、自分自身を取り戻してもらえたらなあと、改めて切に切に願います。

 

思うことは都度あるし、全てに肯定的でも受け入れられるわけでもないし、言いたいことや黙っておけないことはこれからもブログに書き連ねるとは思うけれど、いつでも、オニュの選択を尊重できるファンではいたいなあと思います。東京ドームでのライブ、ほんとにほんとに、楽しみだな♪