向かい風の向こう側

忘れないように 誰かの心にずっと住めるように 一生懸命あがいてやろうと思います

「知ってるだろ 僕たちはBeautiful(芸術)」-オネノプという芸術との出逢い-

2019年10月に、SuperMを知ってから

約1年半。

K-POPを聴くようになったとはいえ、

SMエンターテインメントの

アイドルにしか興味が持てなかった。

カイからEXOを覚えている内に

SHINee沼に滑り落ち、オニュオニュオニュ

となりながらも、NCTにちょうど

ソンチャンとショウタロウが加入する

時だったので23人を必死で覚えた。

WayVとDREAMが好きだ。

(ちなみにNCTについてはいまだに、

127とDREAMがあるということしかわからず、

WayVはNCTなのか?無限拡張というのも一体

何のことやら・・・状態の私である。)

BoAちゃんやSUPER JUNIOR、東方神起、

少女時代が皆SMの所属ということを

知った時には、こんなスーパーメンバー

どうやって集めるんだ?と驚愕したし、

原石を見抜く審美眼はジャニーさん

みたいだなと思った。

オタ事に生活を支配されるような

日々を送ることにストレスと罪悪感を

感じがちなので、基本はSHINeeをメインに

カイの個人活動を追うだけで十分だと

思っていたし、過去の活動をあまり細かく

追わない私にとってそれで丁度いい

塩梅だろう位の感じだった。

 

 

・・・感じだったんですけどね。

やっぱりそこはそう簡単には

いかないもんです。

 

韓国はほぼ毎日音楽番組がやっていて、

日本からも工夫すれば見られる

環境なこともあり、当然SHINeeの

カムバ期も、リアタイしてたのです。

SHINeeのファンになって初めて

経験するカムバに日々浮かれ、幸せな

気持ちに浸っていた3月6日。

(日にち覚えてる辺りがもうw)

 

音楽中心(ウマチュン)のスペシャルMCに

ミノが抜擢されてたので、リアタイ

してたら、同じくカムバ期だった

ONF(オネノプ)が出演してたのです。

SHINeeもオネノプも1週前から音楽番組に

出演していたのでその前から曲だけは

聴いていて(SHINee以外は歌だけを

流し聴きしている状態だった)耳に残る

曲だなあとは思ってたけど、その日は

ミノがMCでずっと画面に映っている

こともあって、他のアイドルの

パフォーマンスもずっと観ていて。

曲紹介の時にミノが口ずさんだので

「あ!あの曲だ!!」と。

 

 

 


www.youtube.com

この日はMBSのチッケムが

見当たらず。

 

 

初めてきちんと聴いた

「Beautiful Beautiful」は

とんでもなく私の心に

突き刺さって、その後

SHINeeのパフォーマンスを

観た後も忘れられなくて

すぐにBugsでオネノプの

アルバムを全てダウンロードして。

 

 

あれから約2か月後の今日。

こんな風にブログにオネノプの

話を書きたいと思う位には

すっかりハマってしまった。

 

 

彼らを好きになって

SMドルしか知らなかった私は

K-POPアイドルのほんの一角しか

知らなかったんだなと

思い知らされたし、泥臭さ、

熾烈な競争の中で一生懸命

頑張っている日の目を見ない

アイドル達が沢山存在して

いることも知った。

音楽番組に出ることや

カムバで1位をとることが

当たり前じゃないんだと

いうことも知った。

 

3月6日といえば、オネノプが

「Beautiful Beautiful」で

初の1位をとったほんの数日後で

デビュー以来初の1位だったことも

後から知ったし、その時の映像も

後追いで見たんだけど、

K-POPのアイドルを応援する事に

ついて何だか物凄く考えさせられた。

1位は1にも2にも彼ら自身の努力の

賜物ではあるんだけど、ここまで

彼らを応援してきたFUSEの想いや

力の大きさも強く感じさせられて

感服したし感動した。

 

 

今オネノプは、初のリパケアルバムの

カムバ期真っ最中で、私も日々曲を聴き

動画を再生し微力ながら投票したりも

しているけれど、改めて

「Beautiful Beautiful」(以下、ビュビュ)

という楽曲の尊さをかみしめる日々だ。

 

私はメロディやリズム、パフォーマンス、

アルバムやMVの世界観やアートワーク

至上主義な所があって、正直ボーカルより

ダンスのうまい人に魅かれがちだし

歌詞もあまり読まないことすらある。

だけどビュビュはとにかく、歌詞が

素晴らしくて胸を打たれた。

 

例えばBLACK PINKやITZYが

ガールクラッシュと言われて

男性目線に呼応しない、媚びない

力強いスタイルを表現し、

女性が憧れる女性像を体現する

その様は確かにかっこよく、

そして美しい。

「私が1番!」とともすれば

マウント取りとも思われる

他人との比較ありきの<美>では

なくて、

「私は私。誰かの美の基準で

判断したり押し付けないで。」

といった、その人固有の<美>を

表現する姿勢は共感できるし

凄くイマドキだなあとも思う。

 

 

 

一方で、私の目に映る

K-POPの男性グループって

何だか窮屈そうだったり

不自由さを感じさせられることが

多い。似たような音楽に

似たようなお揃いの衣装で

綺麗な群舞を披露する。

女性アイドルの熱愛よりも

男性アイドルの熱愛の方が

圧倒的にダメージが大きいし

兵役という避けて通れない

義務があるためか、何かこう

いつも急きたてられてるような

どこか悲愴感すら感じさせられる。

 

そんなある意味女性アイドルより

窮屈なイメージ管理を強いられて

いるのではないかと思われる

男性アイドルが

「I'm Beautiful」と歌っている

その姿が、何だかすごく眩しくて

キラキラ輝いて見えて。

しかも見てくれの美しさのことを

言っているわけではなくて、

存在が美しい・存在が芸術なんだよ

と力強く肯定するその様は

希望に溢れているし光だなあと。

 

 

❝僕の人生の全ての叫びは

  芸術そのものだ❞

 

❝生きている僕たちは

  夢を見る僕たちは

  美しい僕たちは

  ここにいる❞

 

 

なんかもう、ただ力強いだけじゃ

なくて、陽のオーラが溢れ出た

圧倒的に温かさのある肯定感。

さあみんな頑張ろうとか

上を向いて前を向いてとかって

鼓舞するんじゃなくて

ただ僕たちは皆美しい存在として

ここにいるんだよっていう

肯定の仕方が、すごく開放感が

あって、救われるような気持ちに

させてくれる。

 

K-POPのアイドルグループで

何も試練がないグループなんて

恐らく一組もないと思う。

彼らも当時とても人気があったらしい

メンバーが突然脱退するという

出来事があったり、デビューして

すぐまたサバイバル番組に出ることに

なり、そこで別グループとして

新たにデビューが決まったにも

関わらず白紙になるという、理不尽な

出来事もあったという。

それでも多分彼らは夢があって、

音楽が好きで、歌が好きで、ダンスが

好きで、そういう自分自身と、

自分を応援してくれたり支えて

くれたり信じてくれている人たちの

ために今日も頑張っているんだと

思う。その気概がすごく眩しくて

素敵だ。

 

そんな、陰や闇や痛みを知っている

彼らは、初のリパケアルバムの

タイトル曲「Ugly Dance」で

 

 

❝君のやりたいことを全部やれ

知ってるだろ

僕たちはBeautiful(芸術)❞

 

 

と高らかに力強く明るく

歌っている。

 

 

❝愛の歌には飽きた

全部同じだ

セクシーなアイドルが

溢れている❞

 

 

という、それな!という

気持ち(あくまで私の感情です)を

その渦中にいる彼ら自身が

果敢に歌い上げる。

誰もが本当は唯一無二の存在な

はずなのに、いつしかメディアが

扇動し、一見ふんわりと、でも

その実は強固に組まれた枠組に

勝手に当て込まれ、画一化されて

しまう。大衆もその枠を当然のものと

して受け止めて見て評価する。

どれも同じに見えるな、と。

コロナ禍というご時世で、敏感に

なっているようで、諦念からか

自分の目に世界を映す時の

フィルターは曇っている人が多い

ように思う。(自分も含めて)

 

 

だから、

 

❝踊れ 踊れ

君の手を上げて 君の体を揺らせ

そして声を上げろ もっと大きく❞

 

そうか、それでいいんだよね。

もっとシンプルでいいんだ、と

思わせてくれる。

まだまだ物理的に制限がある

ご時世だからこそ、心の中位は

自由に夢を見てシンプルに

明るく生きていこう。

大丈夫。私たちは美しい(芸術)

んだから、と。

 

 

オネノプについては、まだまだ

知らないことも多いし

少しずつ過去の動画を振り返って

いる最中だ。

SHINeeのように、検索すれば

日本語訳付きの動画が上がって

いるわけではないので、韓国語を

少しずつ解読しながら見ている。

見れば見るほど、良い意味で

彼らはK-POPアイドルのイメージを

裏切ってくれて、とにかく楽しい。

さすがメンバーの半分がAB型という

珍しい集団だけある(笑 正直、AB型が

3人もいるってだけで興味が増したのは

否めない)。非常識なわけでは

全くないのだけど、何というか

どこか振り切った感のある子達が

多いように思う。今の所私はOFFチームの

3人が特に好きで、多分ジェイアス推しに

なりそうな予感がしているけれど

K-POPのアイドルにしては割合全員

小柄でかわいらしい雰囲気があるけれど

全員キャラが濃くて、一部メンバーは

芸人かってぐらいリアクションが大きい。

ちょっと変わった不思議ちゃん的な

アイドルはたまに見かけるけど、

リアクションが芸人っぽいK-POPの

アイドルは今の所あまり見かけないので

それも新鮮だった。

(BTOBくん達も相当騒がしくて面白い

人達だけど、彼らの場合はリアクションと

いうよりもう素が騒がしいというか、

それでいて超絶歌がうまいっていうあの

ギャップから余計に普段のキャラの濃さが

際立って面白いんだと思う。)

何はともあれ、とにかく曲が

とんでもなく好みで、MonoTreeという

偉大なる作曲家集団への興味も同時に

果てしなく湧いているんだけど

これからのオネノプをぜひ、腰を据えて

応援していけたらなあと思う所存。

きっと今私は、彼らの第一次ブレイク期

目前、もしくはその渦中の入り口にいる。

このタイミングで知ることができたのは

個人的にとてもラッキーだと思う。

今までの彼らを一生懸命支え、想い、

応援してきたFUSEに感謝と敬意を

払いながら、彼らのことをもっと知って

これからを微力ながら応援して

いけたら、と思います。

 

 

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ちょっと画質悪すぎだけど💦

ここがほんと、大好きです。